映画を紹介するよという話【ドクター・ストレンジ】
何だか前回のブログ→OLになりたかった話。 - OL歯ぎしり黙示録が、思った以上にたくさんの方に見ていただけてたみたいで、ありがとうございます。
調子ぶちこきマンなので、ちょっと勢いつけて短スパンでちょいちょいっと更新していっちゃおうと思い立ちました。
ちょっと箸休め的なあれになりますが、映画レビューなぞを置いていこうと思います。
障害者手帳の恩恵を社会に還元するという意味合いもこめて。
田中は発達障害を論拠として、精神障害者手帳3級を取得しています。
行政サービスをはじめとしてたくさんの恩恵を受けられるのが大きな理由です。
参考:
その中で私が一番恩恵を受けているのって、間違いなく映画がいつでもだいたい1000円になるっていう点でして。
税金安くなるとかももちろん大きいんですけど、映画の場合本来かかる金額のほぼ半額とかになるので、わりととんでもない割引率で娯楽を提供していただいていると思います。ありがとう行政。
単価が安い分めっちゃ見に行って、めっちゃおすすめしたら、たくさんの人が面白い映画に行き当たる機会を作れるわけで、これはこれとして作り手にお金が回るお手伝いにもなるわけで、私なりの社会貢献になんじゃねえのかなと思ったわけです。
あと、単に面白い映画を皆さんに見てほしいし、私自身の備忘録にもなるし、いいこといっぱいだなと思ったので、やってみました。
そんなわけで、今回はこの一本です。
ドクター・ストレンジ!
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ドクター・ストレンジ MovieNEX ブルーレイ&DVDセット [ ベネディクト・カンバーバッチ ]
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ここから買うと私に小銭入るっぽいからよかったらよろしくな!!!
主演のカンバーバッチ氏が、先日ベーカー街で暴漢をやっつけたという、ガチのホームズみたいなことをやってくれたのも最高だったので、この機会に。
シャーロックは私まだ見てないから、ストレンジ先生でレビューです。
まだインフィニティ・ウォーも劇場で見れるしね!
マーベルコミックユニバース(MCU)、今まさに見る人みんなお葬式の海に叩き落とす最新作、インフィニティ・ウォーが公開しておりますね。わたし映画見に行ってあんなつらい思いしたの久しぶりです。
見るならこの順番!こうすると時系列!という熱いレビューも多数あるんですけど、そんなたくさん見れんばい…つまみ食いしたいばい…もっと言うと暗くないやつ見たいばい…という方にもおすすめできますのがドクターストレンジ。つまみ食いの一本としては本当にめちゃめちゃおすすめしたい。
田中が初めて見たマーベル映画だったんですが、作品としてめちゃめちゃきれいに一本立ちしてて既存シリーズとの関連性がそんなに高くない。しかし以降の公開作にはストレンジ先生グイグイ絡んでくるので、みておくとめっちゃお得感あっておいしい一作です。
何本かマーベル映画見たあとに見返しても、かなりシリーズの中でも独立色が強いのがわかる。
わたしはこれ公開当時にiMAXで見たんですが、スケール感がきれいにまとまってて、大画面小画面どちらで見てもたいへん楽しいです。
お話もそんなややこしくないので、マーベル入門編としてこれを一本目に見れてよかったと思います。
マーベルどこから行っていいかわかんねーしとりあえずサクッと見やすいやつから見たい、という方にはわtりとぴったりの一本かと思います。
田中は結構な構成厨でして、画面内での説明や描写が足りなくて強引な展開とか理論が破綻してるシーンとか、尺が足りてないとことか感じるとそれだけで映画の星が一個減ってしまうようなめんどくせえ女なんですけど、ドクターストレンジはそういうストレス一切なくてマジで最高でした。
とにかく、尺の!使い方が!無駄がなさすぎ!最高!!!!!!
起承転結、起、承!くらいまでやってくれる最高の120分です。
構成がめっちゃめちゃ美しい。
わああドクターストレンジ2はよ~~~という気持ちでじたばたしています。
ストレンジ先生は元天才外科医。めっちゃお金稼いでて、ランボルギーニぶいぶい言わせたり高いタワマンで女口説いたりやりたい放題のマジで性格のよくない高慢ちきおじさんだったんですけど、ランボルギーニぶいぶい言わせすぎて事故って両手がえらいことになり、外科医生命をぶっちぎられてしまいます。ここまでたぶん開始10分くらいです。短い栄華です。
しかしあきらめない高慢ちき。天才外科医だから俺の手が一番すげーはずだっつって自分で自分の手を手術するブラックジャックプレイするし、かつての同僚にめっちゃ上から目線で手術の指示しまくったりする決死と必死のムカつき芸をしたりもするけど、物理的な技術じゃどうしてもあかんくて、藁をもすがる気持ちであらゆる方法を調べた中、たどり着いたのが、魔術。
魔法じゃなくて、魔術。
やべえスピ展開きたと思うでしょ。大丈夫案外スピじゃない。修行は結構理論的。
魔術で脚治ったひとの実績もあったし、本当にもう頼れる手もないし、案外スピじゃなかったし、おじさんは魔術師に弟子入りして修行始めます。
しかし修行めっちゃたいへんで、雪山にワープで吹っ飛ばされて殺されかけるとか刃物で切られるとか普通にあるし、おじさん変な服着せられるし、ビヨンセの話しても通じない人ばっか周りにいるし、普通にきっついのに、おじさんぜんぜん弱音吐かない。一切文句言わない。あきらめない。すごい。
粘り勝ちマインドと努力で天才外科医に登り詰めた実績はマジで伊達じゃなくて、おじさん見てると、努力をやめないことってのも天才の条件だな…という気持ちがわきおこってきます。
なんでこんな立派なのに調子に乗ってランボルギーニ乗り回しちゃってたんだろう。注意一瞬ケガ一生の見本市すぎるよね、ちょっとかわいそうだな、と思ってたら、会得した魔術で兄弟子にいたずらしたりとか普通にやるので、そういうところが事故りランボ野郎としての素質が、という理解を得たりもします。
もともと頭のとてもいいお医者さんだからこそできた修行のショートカットやら、彼をかつての地位たらしめただけある「あきらめない」マインドが終盤にぐっときいてくるとか、今までの自分はけして無駄ではなかったのだ、という下敷きがたいへんきもちいい。
追い続けること、やり続けることの尊さや強さをじんと感じる映画です。
構成厨も大満足だ!理論の破綻がほとんどないぞ!
唯一不満があるとするなら、パングボーンはなんにも悪くないやろが!!!という怒りがあふれることくらいでしょうか。これは理不尽だった。
たぶんこれみんな不満に思うと思うので、未見の方はぜひ見て下さい。
みんなで、パングボーンなにひとつ悪くない!!って怒ろうね。
私のマーベル初めての男、ストレンジ先生、今回初めてグッズを検索しましたが、弁当箱と靴下がめっちゃイカしてたのでわりと財布のひもがやばい。
マーベルグッズ沼たのしいね…