鬼ポジハッピーメンヘラ日記

都内在住独身OL30代、発達障害の診断を受けました。ADHDとASDの併発だ!バリバリ高機能自閉感!歯ぎしりギギギの日々の暮らしをチョロくするための生活とツールの備忘録。服とか靴とか本とか大好き。人生はイージーモードが一番じゃい!明るく楽しいメンヘラ活動、途切れながらも続けて参るぜ。

田中、児童と近所になる。【えらい長い】

児童んち、先日、離婚しました。

そんな事情が背後にあっての先日の児童の転居だったんですけど、児童めっちゃ元気なので関係各位ご安心ください。

もし児童のおうちに何か寄付したい場合は、他の日記で児童の家に貢ぐものリンクなど作っておきますので、ご活用ください。

 

hagishiri.hateblo.jp

この転居により、我が家と児童の家がかなり近所になりまして、キャッキャした児童により頻度の高い来訪を要求されるようになりました。そんな頻繁に行けねえよって言ったら、我が家への来訪を計画してくるほどのタフネスぶりを見せつけてきます。

元気さは申し分ないです。

この新居探しを手伝ったりなどもしたのですが、ハッピータナカだかパラダイスタナカだかの変な名前の物件がやたら条件いいので送ったら、児童と児童の母が物件名に大興奮で、新居第一候補になったのマジでやめてほしかったです。 免れて、わりとまともな物件名のおうちに住んでいます。

 

そもそも児童を私が指導することになった経緯は児童の母のノイローゼでしたよ〜って話だったのですが、 

hagishiri.hateblo.jp

 

私の介入によりノイローゼからだいぶ回復し、メキメキと気力体力を取り戻した児童の母は、

「田中という他人の大人一人介入しただけでこの楽さってことは、児童の父は我が家族に何も有効なことしてくれてなかったんだな。お金稼いできてくれるのはありがたかったけど、子育てに寄り添ったり私に寄り添うわけじゃなくて、自分で好き勝手やりたいだけなんだな。

田中がいないタイミングで夫から受けるストレスがこの家を蝕んで入り込んで結局よくなったこともリセットされちゃうし、そんなんアホやな。離婚しよ」

と本来持っていた判断力と実行力をサクサクパキパキ発揮し、健やかにシングルマザーデビューを果たしました。根本的な解決を経て子育てを円滑に進めるための前向きな離婚です。

離婚って苗字変えたりしなくてもいいんですね。おかげで児童はせっかく覚えた自分のフルネーム漢字も覚え直さなくてオッケーで円満です。

 

児童自身もお父さんと離れたからと言って、特にダメージ受けてる風でもありません。

そもそも平日は仕事にて児童の父の帰りが遅く、朝も児童は寝室で眠るお父さんを横目に登校していたので、彼らのコミュニケーションは土日たまたま起きてるお父さんに少し遊んでもらえれば上々かなと言った程度でした。

そのたまたま起きてる時に何か粗相しようもんなら、「俺の子供なんだから、普通の子はこれくらいちゃんとしてるんだから」みたいな謎の何一つ通らない理論を振りかざして粗相を責めるような言動をするのがかつての児童の父でした。

ですが離れて暮らすことで共に過ごす時間の希少さが上がったためか、児童が無邪気にくっついてきてもお父さんもう怒りません。児童は父親に抱きつきに行けるようになりました。

面会に合わせてちゃんと起きてるお父さんと遊ぶほうが効率よくがっつり遊べて、お父さんも怒鳴ったりしなくて優しくて最高なようです。

めちゃくちゃのびのびと過ごしています。

家族は絶対に一緒に住んでないといけない!みたいな理論を聞くたび、鼻で笑ってしまいそうになる事案です。少なくとも離れて暮らしてうまくいくようになった家庭を見るのは、私は、自分ちも含めて2つめだ。

 

そのような事態の中暮らしてきた結果、今だから言えるのですが、児童の母がいわゆるカサンドラ症候群(https://snabi.jp/article/86)に片足突っ込んでる状態で、私は児童の指導に介入したことになります。

児童の父はマジでASDの治療に行って欲しいと思うレベルのひどい状態でした。今でもめっちゃ思ってるので、もし児童の父がこのブログを見ていたら精神科や心療内科を予約して通院してくださいね。

 

そんなわけで、長年の生活でできてしまった児童の母の傷跡ケアも含め、児童とはこれからも接していくことになります。

離婚ごときでは私の不思議なサリバン先生活動は途切れません。

これからもいろいろと児童が楽に楽しく生きていけるようにやれたらいいなって思います。

 

児童指導、引越しのあとの話はこれから少しずつ整理して紡いでいく形です。トピックはまだまだありますので、取り急ぎ大きな展開についてのご報告をさせていただきました。

新しい学校は大きくて広くて、いろんな子がいるみたい。一部教師に対してどうにも日本語が通じなくて、いきなり山場だ学校生活!頑張ろうな!主に大人のおれと児童の母!!!

クラスの子とハロウィンパーティーをすると言うので好きそうな衣装を買い与えたら、いつもはまんがみたいに喜ぶくせに、開けた瞬間はしばらく静かで、うわあ、って静かに目を輝かせて、そっと服を抱いて、ありがとう、って絞り出すようにきらきらした目でこっちを見てきました。プレゼント冥利に尽きるねえ。

児童の今できる中での最大限の丁寧な仕草で、ゆっくりしっかり衣装をたたんで、押し入れにしまってくれたのを見て、着ていいよって言ったら、もったいないからまだ着ない、でもこれは着たいって、マントだけ羽織って嬉しそうにその場でくるくる回っていました。

はは、かわいすぎて笑えてくらあ。

一歩ずつちまちま進んでいく児童の道行き、これからも応援していきたいと思います。

そして読もうと決意したサリバン先生のご本である。

ここから下は、カサンドラ症候群により離婚した家庭の、カサンドラ被害者側の妻に寄り添って離婚を進めていった過程の記録ですので、ご興味ある方のみご覧ください。

めちゃめちゃ長くなったので目次とかつけました。カサンドラ防ぎたい人向けにも軽く書いたりしたから、よかったら読んでね。

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カサンドラめっちゃつらくて、離婚しよかなって考えてるかたへ

お金のことをとりあえず確認しような

田中が主に児童の母を手伝ったトピックとしては、役所の窓口に一緒に行って話を聞いたり、らちがあかねえ生保窓口のおっさんにカチキレたり、もらえるお金計算したり、物件探しなどです。ほぼお金の話ですね。ずっと電卓を片手に握っていました。

 

まず、とにかく、お前なんて社会に出ても暮らせるかよ誰が稼いで来てると思ってんだ!!!ということを平気で言ってくる世間およびイマジナリー児童の父をつっぱねる要素としても、行政などからもらえるお金の把握は大事です。

無職専業キャリアもないし仕事なんてどうしていいかわかんないよ子供抱えてんだよお!というお悩みのお母さんがいたとして、実際エイッと子連れで離婚ないし別居した場合、どういう種類のお金がもらえるかを調べました。

あとこれお母さんって書いちゃったけど男性でももらえるお金あんま変わらんと思う。父子家庭予備軍もがんばってくれ!

 

離婚成立前でもいいからもうとにかく体と住民票を逃げたい家から移すことで、各種のお金は得ることができます。なので、転居がとにかく最優先になるなあ、ということで、変な名前の物件をたくさん探したりしたのでした。

 

もらえるお金について

もらえるお金、一応以下に書いときますね。

  • 行政からもらえる母子家庭あての補助金(市区町村からと国からがある) 
  • 配偶者と別居した際にもらえる婚姻費用分担請求対象額(家庭を継続するにあたって別居したとしても配偶者に支払うべきとされる金額。たしか公正証書か調停とかなんか色々あるけど払うのが義務化されてるお金)
  • 配偶者と離婚したら養育費相当額(裁判所に、だいたい配偶者の年収から見たらこれくらいの養育費が子供の数から見たら妥当でしょ、という算定表がある。ちゃんと書面作って裁判所通せば差し押さえもできる時代になった。児童の父も払うらしいよ。)
  •  配偶者有責での離婚の場合、慰謝料
  •  生活保護の受給(働きながらでも手当て受けながらでも養育費もらいながらでも分割された婚姻費用受け取ってても生活保護の金額満額に満たないうちは満額までの差額もらえるよ)
 特に生活保護の住宅扶助費について

で、生活保護、多分これ全国同じ基準だったので書いときますね。

今、もしくは生活保護を受ける自治体で住む家において、住宅扶助額という生活保護上で保証される住宅家賃分に収まる範囲の家賃の家に住んでいるのであれば、その家に居住したまま生活保護を受けることができます。

超えてる家賃のところに住んでいた場合、生活保護における住宅扶助額におさまる家に引っ越さなくてはなりません。

なので、もしご離縁を考えて新居に越す方がいらしたら、住みたい自治体の生活保護費の住宅扶助額調べた上で、その範囲のおうちに住んでおくと、万が一倒れたり働けなくなっても引っ越さなくて済むので、リスクヘッジとして利用できると思います。

https://seikatsu-hogo.net/area.php?pref=%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD

東京都になりますけど↑のサイトで調べられます。

管理費は家賃として見られないのが原則なので、できれば管理費も家賃にまとめてもらって、管理費ゼロ円で契約書作ってもらって契約したほうがいいです。 

で、その上で見た家賃を、住宅扶助額の中にどうにかこうにか収めてくださいませね。

 

実際の窓口などでの動き方記録

この辺の話、ネットでも調べたんですけど実情を確認したかったので、児童の母と役所の窓口と生保の窓口に行きました。

 

役所の窓口の担当の方には、離婚考えてるんですけどもこの状況で離婚となりますとこの自治体ではおいくらいただけますか、と真っ向から相談にいきました。

一応事前に、児童の母が住んでた自治体の離婚相談で弁護士さんに手順などを確認しています。各自治体の役所にはわりと高い確率で離婚相談窓口があり、弁護士さんが常駐してたり予約したら来てくれたりするので、こういうのも活用していくといいよ!

 

生保の窓口のおっさんには最初、ここにまだ住んでないんでしょ〜住んでる自治体で聞いてよってめっちゃ嫌な顔で門前払いされかけて児童の母がシュンとしてしまったところに、

「全国で基準同じならここで聞いても一緒やろが、さっき役所で母子手当の話も聞いてからこっち案内されて来とるんや、いくら金額が出るとか転居に実際どう動けばいいかは転居先のこの自治体で聞いた方が情報が正確やから面談させてくれ」という趣旨のことをキレ散らかしたら、すごい丁寧な担当の人が対応してくれました。ヤクザ対応申し訳なかったです。ご担当の方すっごいいい方でした。仏みたいだった。

役所から聞いてここ来た、がかなり強かったと思われますので、情報を集めながら次の動線を調べつつ動くとよいと思います。

 

カサンドラ離婚を防ぎたいと考えてるかたへ

多分このブログを読んでる方々に、家族をカサンドラにしないように奮闘している方はとても多そうだなと思ってるので、今回私が手伝った所感をずらーーーーーっと書いときます。

結論から言いますと、家族の堪忍袋の尾が切れて、エイヤー!!!離婚じゃー!!!ってなったら、もう正直止めるの無理に近い気がします。だって行動を止めるようなことするの、だいたいが法にひっかかるんだもん。

 

まずまあ、

  • 配偶者が自分と別居するのを防ごうと経済的にお金渡さなかったりした時点で経済DV
  • そもそも離婚に至るような状況になるまで家庭不和を作り上げた時点で婚姻を継続し難い理由に該当
  • 蓄積した無自覚だけど結果的なモラハラも悪意の遺棄と見られるため、婚姻を継続し難い理由に該当するため離婚は妥当と判断がおりる

つまりは、配偶者の自由意志に基づいて行われる離婚の行動を阻止しようとした時点で配偶者の人権侵害として見られる可能性が高いわけです。判例とかめっちゃ読んだ結果です。

そもそも、配偶者の行動を変えさせようと画策するより、配偶者への寄り添いや自己の行動の内省、または相談、場合によってはカウンセリングや医療機関の受診など、とにかく、あなた自身がどうにか変わる方向に動く方が絶対に早いです。つまりはカサンドラの原因となっている己をどないかしろ!!!という話です。一番確実かつ近道です。

 

離婚を回避したいと願うなら、とにかくフラットな姿勢での話し合いが、かなりの回数、かなりの密度で必要です。指摘されたことに対して、そんなふうに思ってない!とか言える時間はありません。

きちんと対話を行い、指摘を受けたら一旦受け止めるなど取り組んでください。

真意がどうあれ、「そう指摘されるようなことをしている」のは事実なのですから。

独りよがりプレイになっちゃいないかの判断は、自分ではなく他人にしてもらわなければ意味がありません。

 

なので、本当に本当に本当に、自分だけで、カサンドラ防止活動をやっていく!と突っ走るのではなく、ちゃんと、その自分の行動は本当に家族の役に立ってるんやろか、と家族に対しての効果を省みる癖をつけていただきたいなと思っています。

 

児童の指導をする中で、児童の母が、10年後に離婚したい、と言ったことが引き金ではありました。10年もこんなの続けてたらあんた死ぬでしょうよ、それが今の実行じゃダメな理由探そうよ、それでも10年後がいいんだったら10年後にしよう、って色々詰めていったら、10年後にする理由がなくなったので、今離婚したわけです。

 

というわけで、感情とは別に、あっこれあかんやつや〜〜〜というのをお互いに話し合えるタイミングを作っていけるのがいいと考えています。

で、離婚を防ぐ、が目的なのではなく、家族が幸せになる、を目的に据えた方が建設的にお話ができると思います。別居した方がうまくいく、離婚した方がうまくいく、仲直りしてこれからも一緒にやっていく、いろんな選択肢があることで、幸福は実現しやすくなります。

 

なので、相手をどうにかしよう、の前に、自分を省みる。

それは自分が辛い思いをしてないかしら?これモラハラじゃないかしら?と立ち返ることも含みます。

自分これ明らかに配偶者いじめでは?これモラハラしてんじゃないかしら?と立ち返ることも含みます。

自分の幸福とは何なのか、それが踏みにじられてはいやしないか、ということを頭に置きつつ、その幸福が実現していると思うならば、その実現に身近な誰かを踏み台にはしていないか、一度考えてみる。

実現していないならば、身近な誰かに踏みにじられてはいないか。

健全な幸福は大体、周りの人間みんな楽しそうだし嬉しそうな状態で自分も嬉しいしいいかんじイエー!WIN-WINのWIN!!の中でできています。

自分も周りもちゃんと笑っているか、つらくないか。

もし実現していなければ、話し合いをしてください。 

 

状況を動かすのは感情ではなく行動でしかないので、もし今自分の状況があかんと思った人は、これがつらい、で終わらないことを心がけてください。

きっついけど、これがつらいのはこの行動や状況のもとになったこのできごとでは?と原因まで踏み込んで、根源を発見した上で行動に落とし込む、をやるのが有効打です。

昔の女を忘れたいつらい、という感情で終わるのではなく、忘れたいから写真を捨てる、という具体的な行動に移していくように、不幸にしたくないから話し合おう、に移して行きましょう。話し合いの結果の実行も、同様にして行きましょうね。

 

これ夫婦関係じゃなくてもあらゆる人間関係で必要だからやっていこうな。

 

児童とその父の関係が整ったように、この離婚のおかげで、児童の母も児童の父のことが好き、に戻ったようでした。

再婚はすんのか、と聞くと、子育ての同居パートナーとして不適格であっただけで、彼氏として嫌いだったわけではないので、子育て終わった後で別居だったら再婚してもいいよ、と言うくらいには気持ちも整ったようです。

 

人は一人で生きているわけではないので、自分の幸不幸はそもそも他人に依拠するものであるのだというのを、まざまざ感じた案件でした。

ゆうて児童にしたらそんなに事件でもなさそうです。

まあこれ児童と接するようになった中のただの1トピックで、私や児童の母にとってはわりと事件でも、児童にとってはどうかわかりません。

それよりも時間制限を守れなかったDSがいつ遊べるようになるのか、遊べるようにするためには何を守ればいいのか、守る内容を考えたい、守る条件を組んでいきたいので各約束の締め切り時間を教えて欲しい、と、児童なりに私たちと交渉する方が大事みたいです。

私や児童の母や、私を通して児童とかかわるすべての人々は、この未来ある児童のことを見守り、愛するしかできません。なんと無力でしょう。

 

その無力さを知りながらも、児童がにこにこ笑う尊さやありがたさ、嬉しさ、その向こう側にある児童が死ぬまでの生涯に対して、少しでも貢献できたらと願う大人のエゴでいっぱいです。

でもまあ、新しいお家は田中さんちのわりと近くだよ、って話をした時に、すっごい嬉しい!!!!って喜んだ児童に対して、泣いちゃうくらいは許してほしいわけよ。

超かわいいったらありゃしねえよな。

児童 is so cute.を胸に秘め、また会いに行く指導係です。

最近は、手をつないでも振りほどかれなくなりました。